獣医学科に合格、そして無事に卒業・現在は獣医師として働いている娘さん

将来は獣医師になりたいと本人が決めていました。小さい頃に小動物を飼っていたことも影響しているかもしれません。

岐阜大学応用生物科学部共同獣医学科を卒業し、

すでに社会人になり、

獣医師として働いている長女の子育て体験です。

 

岐阜大学というと、地方大学でありはありますが、

医学部は、難易度は保持していますし、

獣医学科においても、同様です。

 

うちの場合、夫の仕事の関係で転居していった先の県が、

私が学生時代から管理教育が有名なところでした。

そのため、将来のことを考えて、というよりも

多感な思春期は管理教育を行っていない中学・高校で

のびのびと学ばせたい、という考えがあり、

それに向けて幼い頃から学習環境を整えていました。

 

また、私自身も中学受験経験者であったこともあり、

中学受験に対して肯定的なイメージもっていたことから、

周囲は公立中学に行くのが当たり前、

といった雰囲気の地域のなかにあっても、

ひそかに中学受験を視野に入れていました。

 

だからといって、進学実績のある幼稚園にいれる、

といったような早期の幼児教育から始めたわけではありません。

実際のところ、住んでいた地域では、

そういった幼稚園もありませんでしたし、

何よりも私自身が働いていたこともあって、

保育園しか無理、という現実もありましたので、

保育園に行かせました。

 

保育園は、当時、教育施設として認められていたわけではなく、

保育にかける子どもを預かる福祉施設の位置づけでした。

 

今は、そういった垣根も随分なくなっているようではありますが。

そのため、保育園で教育的なことは一切期待できませんでした。

そこで行っていたのは、家でもできる通信教育でした。

 

半分遊びではありましたが、

通信教育で学ぶという体験をさせることは、

させないよりは意味があることだろう、くらいに考えて、

取り組ませていました。

 

加えて、将来の国語力を考えて、

寝る前に本の読み聞かせを行っていました。

 

もっとも、これは将来的にはあまり意味がなかったようではありますが。

小学校に入学し、そこで感じたのは、

予想通りの管理教育のなごりのある小学校教育である、

ということでした。

 

また、職場の、子どもが中学生の先輩ママから聞く話も、

到底私には受け入れがたいものでしたので、

当初の考えのとおり、中学受験をさせようと決意しました。

そこで行ったことは、公文式の学習でした。

 

当然共働きをしているということもあって、

塾の送り迎えもできませんし、

いわゆる中学受験を見据えた塾など周囲にありませんでしたので、

まずは公文式ということで始めました。

 

振り返ってみると、ここで、基本的な計算能力はアップしたように思います。

国語と算数を学習させていましたが、

子ども自身は、あの繰り返し同じような問題をやる公文式は

決して好きではなかったようです。

 

それでも、計算力が現在においても高いのは

この経験があるから、とは思っています。

 

小学校後半になると、そうはいっても中学受験対策をしないといけないということで、

公文式はやめ、少し離れたところにある

中学受験塾に通わせました。

 

当然、これにおいても平日は送迎などできませんでしたので、

週末に限り通わせる、という方式で、

平日は家庭学習をするというパターンです。

 

平日の家庭学習は、主に私が仕事を終えて帰宅したあとに、

自己学習の状況を点検する、というパターンでしたが、

そう効果があったとは思えませんでした。

 

子どものことですから、自分自身で学習するなど、

かなりハードルの高い作業で、

しばしばさぼっていたように記憶しています。

 

また、小学校入学前までに、将来の国語力を考えて、

読み聞かせをしていたのですが、

どうも活字があまり得意ではないようで、

この段階ですでに国語力は今一つ、と感じていました。

 

そのため、歴史的なことは、マンガのシリーズを購入し、

それを読ませたり、科学の内容に関しても、

マンガで解説をしているようなものを与えたり、

さらには、入試でよく出る人物の伝記もマンガで読ませたりしました。

 

そのようなことをして、

なんとか志望した中学に進学をすることができました。

 

その中学に入学したときには、中高一貫校でもあるし、

しばらくの間、塾は不要、と考えていたのですが、

入学式の段階からすでに多くの同級生が

塾の申し込みをしていることに驚きました。

 

なんだか不安になり、大手の塾にとりあえず行かせることにしました。

中学ではのびのびとした学校生活を送り、

この学校に入学させてよかった、と安堵したのもつかの間、

1年生が終わる頃には、

そこそこの成績であろうと予測していたにもかかわらず、

中程度で、今後に対して少し不安を覚え始めました。

というのは、うちの子の場合、小学校の頃より、

家に小動物がいることがあって、将来は獣医師になる、

と決めていたからです。

 

うちはごく普通のサラリーマン家庭であり、

また、共働きをしているような家庭です。

 

ですので、県外私立の獣医学部に6年間通わせるほどの経済力はありません。

せめて国公立大学の獣医学部ならば、と思っていたので、

このままでは将来が危ういわけです。

 

子どもも、小さな頃より、我が家は経済的余裕はない、

ということを聞かせていたので、

子どもなりに危機感を抱き始めたようでした。

 

そういったこともあって、大手の、一方通行の塾ではなく、

もっと子どものことをきちんと見てくれる進学塾に切り替えました。

 

その塾には、最終的に大学受験までずっとお世話になりました。

その塾は、高校受験には対応していない塾で、

中学生の間は、中高一貫校の子どもしか入塾できない塾でした。

 

そのため、学習進度的にも、子どもの学校の進度と

よく似通ったものとなっていましたので、

その点、メリットが大きかったです。

 

難点をいえば、理数系の塾であったため、

子どもの一番の苦手としていた国語については、

その塾ではあまり期待ができなかったということです。

 

ただ、獣医学部は理系ですので、

理数系科目が二次試験科目になるのは想定されており、

そのため、理数系に力を入れていたその塾は、

その点でもうちの子にとってメリットが大きかったといえます。

 

この塾で、数学系はとても力をつけることができました。

また、英語においても、この塾で力をつけさせてもらいました。

 

もともと通っていた中学は英語教育で定評のあるところでした。

ですので、学校のなかでの教育だけでも、

ある程度の英語力がついていましたが、

この塾の英語の先生と、どうも波長があったらしく、

とても英語を好きにしてくれました。

 

ただ、大学受験に向けてはどうなのか、と子ども自身も考えるところがあり、

高校2年生の頃に、一時期大手の進学予備校に切り替えてみました。

 

ところが英語の成績が伸び悩んだどころか、

逆に成績が落ちてくるということがあったので、

最終的には、英語は元の塾に切り替えたところ、

センターではほぼ満点をとることができました。

 

もっとも苦手としていた国語は、センターのみでしたので、

これだけは、大手進学塾に通いました。

 

結果としては、幼少の頃から懸念していたとおり、

最後まで現代文の力は伸びませんでした。

しかしながら、そうはいってもセンターのみですので、

漢文と古文という、本来の国語力だけではなく、

法則的な、いわば理系の頭でも少し理解しやすい部分で点数をかせぎ、

なんとかやり過ごしたというところでしょうか。

 

振り返ってみるに、中学受験までは、

ある意味、親主導で進めてきた受験対策でしたが、

中学以降、特に中学2年生以降は子どもの意思にまかせて、

というのが大きかったように思います。

 

当然、学習内容も、文系の私には、

理系の科目を教えられるわけでもなく、

また、自分なりの学習スタイルを身に着けていった子どもに対して、

とやかくいえる状況にもなく、

ましてや、私自身も自分の仕事が多忙になり、

子どものことにそう時間をさくこともできず、で、

子どもの意思にまかせて、になりがちであった、ということもあります。

 

中学2年生以降、勉強しなさい、ということもほぼなく、

まあ、自分の夢が獣医師ならば、

うちの経済力では国公立しか難しいから、がんばるしかない、

という考えで、自分自身で学習できたことも大きかったのでは、と思います。

 

加えて、好きになれなかった国語は、

今でも得意ではないようですけれど、

これも仕方のないことなのかもしれません。

 

経験から、無理やり、なんとか力を上げようと取り組んだことは

いずれもあまり効果を上げたとはいえないからです。

 

最低限のところは必要でしょうが、

それ以上は、伸びなかった部分をほかの好きなところで

カバーできるくらいに力をつければ問題ないのではないかと思っています。

 

今、社会人になって、ようやく余裕ができたのか、

日々新聞をくまなく読み、社会情勢にも関心を持ち、

仕事で必要な文章はきちんと書くように取り組んでいます。

まあ、それでよかったのかな、と今は思っています。

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