注意欠如多動障害(ADHD)と高機能自閉症の息子さん おかあさんの取り組み

どうすれば息子が生きやすいのかを学べばよいのです。

現在、6才年長の息子がいます。

これまで1番大変だったことは、落ち着きがないことでした。

2才頃から、とにかく少しもじっと座って待つなどできない子でした。

レジでの会計、病院の待合室、横断歩道の信号待ち…

常にどこかへ歩き出そうとする、ジャンプをする、クルクル回る。

 

抱っこしていることが多かったと記憶しています。

3才健診のとき、1人でできることも少なく、

保健師さんより「息子さんの発達についてどう思われますか?」

と聞かれました。

 

幼稚園の入園前だったため、

集団生活が始まって慣れずに落ち着かないようなら、

発達相談を検討しようと思いますと答えました。

 

入園して年少の担任の先生に、

発達が少し気になる旨を伝えたため、

よく気に掛けてくださいました。

 

現実的に入園後すぐから、

席に座っていられず室内を走り回る、

先生の指示が理解できず何度も説明が必要、

興奮すると切り替えができないなど見受けられました。

 

少しずつ慣れていったものの、

入園から半年後に教育実習の先生がいらしており、

いつもと違う設定保育で、

ひどく興奮して落ち着かなくなったことがありました。

 

様子を見ていらした教頭先生が

「発達相談に行かれた方がよいかもしれません。

専門の意見をいただくことで、園でも出来ることがあれば」

と声を掛けてくださいました。

 

当時は突発的な息子の行動にも困っていたところでした。

横断歩道を赤信号で待っていたとき、

向こうに祖母の姿が見えた途端、

赤信号を無視して横断歩道へ飛び出したのです。

 

赤信号は停まるとわかっていても、

目に入った祖母に気を取られ、反射的に動いたようでした。

 

すぐに手を引き、歩道に連れ戻しましたが、

バスに轢かれてしまうところでした。

 

夫にも相談し、意を決して市の保健師さんへ電話を入れ、

発達相談の予約を取りました。

 

一時間ほどの相談の結果、

療育を受けることをお勧めしますということでした。

 

心のどこかで「あぁ、やっぱり」という思いもありました。

そして、年中より週一回の療育と幼稚園との両立が始まりました。

療育は親子登園のタイプで、

子供のみで課題をこなす→親と共に遊ぶ→また子供のみで課題をこなす…

という繰り返しです。

 

次に何をするかということがわかりやすく、

カードで視覚化されており、

息子も見通しがつくことで切り替えが上手くいくようでした。

 

興味のない課題や遊びだとわかると、

なかなか切り替えが難しく、不機嫌になったり、

パニックを起こすこともありました。

 

しかし、通ううちに少しずつ落ち着いて取り組めるようになっていきました。

療育と幼稚園の両立にも慣れた年中の冬に、

息子は注意欠如多動障害と高機能自閉症の診断を受けました。

 

どうして落ち着かないんだろう?

みんなと同じようにできないんだろう?

と、ずっと心にくすぶっていた疑問から解き放たれた思いと、

我が子に発達障害があるという現実に複雑な思いでした。

 

しかし、発達障害があってもなくても、

可愛い息子には変わりありません!

むしろ特徴があるならば、

どうしてやれば息子が生きやすいのかを学べばよいのです。

 

それから小さなことでも積極的に療育の先生に相談し、

いろんな方法を試しました。

 

落ち着きがなくなってしまったら、

静かに短い言葉でゆっくりと声をかけること。

 

切り替えができるように、

次の見通しがつくようスケジュールを立てておくこと。

 

落ち着いて切り替えができたら、

ごほうびを用意しておくこと。

 

息子の場合は、以上三点を組み合わせることが有効な方法でした。

例えば、息子は電車が好きで、

駅付近に行くと興奮していつまでも電車を見送り続けます。

 

次の電車にバイバイしたら帰ろうね」と言ったところで、

いつまでたっても帰れないわけです。

 

そこで「次の電車が最後だよ」と、

怒らず静かにゆっくりと短い言葉で伝えます。

 

「次はお菓子を買いに行こうね」と、

興味を持ちそうな次の予定を立てて伝えます。

 

買いに行くお菓子がごほうびというわけです。

もちろん、いつもいつもお菓子を買いに行くわけにいかないという意見もあるでしょう。

 

定型発達であれば切り替えられることも、

発達障害のある息子には難しいのです。

 

私にとって、お菓子を買い与えることは甘やかすことではなく、

息子が落ち着いて切り替えができるようになるための

手段と割りきって考えました。

 

これを繰り返すことで、少しずつ息子は変わっていきました。

発達障害は病気のように治るものではないので、

完全にとはいきません。

 

しかし、息子は夢中になって我を忘れることなく、

次にやることがあるということを学びました。

 

年長に上がる頃には、みんなと同じように席に座り、

40分という硬筆課題にも席を立つことなく取り組めるように。

どうしても気が反れやすいところはありますが、

ところ構わず落ち着きなく過ごしていた頃を思い返すと、

立派な成長です!

 

これから小学校入学を控え、

きちんと席について先生の話を聞くという、

当たり前のようで難しいことも、

きっと大丈夫!と信じています。

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