ADHDの息子と心のすれ違い、愛着障害の危機を乗り越えて

愛着障害に気づいたことが幸いでした

我が家の最初の子はADHDでした。

とは言え、産まれた時は他の子と変わらず、

天使のように可愛い子でした。

 

ミルクが規定量では足りず、

泣いて怒る姿もとても愛おしかったです。

離乳食も早めに始め、順調に大きくなりました。

動きも、ほふく前進からハイハイまで中々進まなかったものの、

1歳には数歩歩ける様になりました。

今思い返して、違和感があるのは、まず1歳半頃です。

魔の2歳児と言われるイヤイヤ期が、前倒しでやってきました。

しかし、男兄弟のいないわたしは、男の子なんてこんなもんかな。

と、あまり深く考えませんでした。

保育園でも、わんぱく組に入っていましたが、

他にも同じような子がいたので、あまり気にしていませんでした。

唯一、年長の時の面談で「このままでは小学校に行けない」

と言われましたが、卒園までには随分と落ち着いていました。

 

いよいよ小学校に入った頃です。

楽しく通ってるものだと思っていたのですが、学校から電話が入りました。

 

通学が上手くいかないというのです。

目につくもの全てに興味が出てしまい、

草や石、割れたガラスなどであっても、手に取ってしまうというのです。

驚いた私は、帰ってきた息子に、危険なものは触らないようにと注意しました。

しかし、今度は他の子にちょっかいをかけてしまい、

進んでくれないと電話がきました。

 

そのうち、週に何回か電話がくるようになりました。

心配になった私は、登校について行くようになりました。

すると今度は、教室に入ってもランドセルの中身を片付けられないというのです。

さすがに教室に入ってというのはと思い、外から声をかけたりしました。

 

毎日学校について行き、帰りも迎えに行く日々。

少し疲れてきた頃に、今度は家で癇癪を起こすようになりました。

 

気に入らないことがあると、泣いて叫んで怒ります。

困り果てて、少し離れようと寝室に行くと、

追いかけてきて叫びます。

 

癇癪を起こすことが、だんだん毎日のようになり、

学校からも電話がきたり。

だんだんこちらの余裕もなくなってきました。

あんなに愛おしくて可愛かった息子が、

可愛く感じられなくなってしまいました。

それでも何とかしたいと、必死に向き合いましたが、

お互いの心がすれ違ってしまいました。

学校生活もどんどんダメになりました。

授業中も教室の後ろで寝転がったり、本を読んでしまう。

友達とトラブルを起こして、手を出してしまうなど、

電話はいつもかかってきました。

お互い追いつめられてきたので、ようやく意を決して、

子育て相談窓口へと向かいました。

 

そこで初めて、発達障害の検査を受けました。

最初は問題ないと言われたのですが、

病院での検査でADHDであるということを知りました。

聞いたことはある程度だったので、

本やインターネットで調べました。

すると見事に当てはまるのです。

なくし物も多い、部屋の片付けができない、

感情のコントロールができない。

本当に息子そのものでした。

 

お薬の服用を勧められたのですが、本人とも話し合い、

なんとか薬なしで過ごすことにしました。

 

本人と感情のコントロールについて、たくさん話しました。

イライラしたら自分の部屋に行こうとか、

学校でそうなった時は一旦本を読んでいいよ。

一旦落ち着こうねと話しました。

 

しかし、すぐに行動に移行できる訳ではなく、

毎日失敗と成功を繰り返しました。

 

病院も何件か行って、息子と自分に合う病院を探しました。

医師によっては、薬をメインで考える人、

カウンセリングをメインで考える人と分かれます。

 

私たちの薬なしを理解してくれる医師を見つけた時は、安堵しました。

その先生が私の苦しかった時の気持ちを理解してくれたことが、

息子の落ち着きにも繋がっていると感じています。

 

私たちの心のすれ違いから、愛着障害であったと言われました。

一時的に愛着が薄くなることだそうです。

息子の問題行動を何とかしようとするけど、上手くいかない。

 

息子を思うからこそ何とかしたいのに、すり抜けるように伝わらない。

そうするとだんだん、息子に対して愛情を感じれなくなります。

すると、子供もそれを感じとり、さらに興味を持ってもらうため、

問題行動を起こす。もう負のループですよね。

 

でもそのループには気づけないので、

どんどん沼に落ちていくかのように、

深い闇に飲み込まれてしまいました。

 

その医師と出会えたことで、激的に私たちは変わりました。

もちろん学校も転校して、先生たちとの連携も強化しました。

残念なことに、問題行動を起こす息子は、

やはり問題児として扱われることが多く、

悲しい思いをすることも多かったです。

 

何かトラブルがあって、両者とも悪いと思えることであっても、

息子のせいだからという先生もいました。

しかし、みんなと同じように接してくれる、

素晴らしい先生もいました。

その時はとても落ち着いて学校生活を送ることが出来、

電話の回数も減りました。

 

そうなると私にも余裕がうまれ、

多少のことならにこやかに受け入れられるようになりました。

 

一時的に息子のことを信じられなくなり、

お互い辛く苦しい日々がありました。

 

しかし今は、忘れ物や片付けは解決していませんが、

学校生活について、笑って話せるようになりました。

 

そして1番嬉しかったのは、私の誕生日に、

プレゼントを買ってきてくれたことです。

それも内緒で。

 

友達と遊ぶと出かけた息子だったのですが、

私の好きな食べ物を誕生日の前日に買ってきてくれました。

 

何故前日だったのかは、よく分かりませんが、

とても嬉しかったです。

 

大きくなったなぁというのと、

こちらのことまで考えれるようになったんだな。

 

人の気持ちを考えれるようになったんだと思うと涙が出そうでした。

大人になるまでまだこれからです。

 

たくさん問題も起こすとは思いますが、

今は息子と心が通っています。

思春期はまたすれ違ってしまうのかもしれないですが、

ちゃんと向き合っていきたいと思います。

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