挫折の悔しさが明日への強烈なエネルギーとなった息子さん

メンバーの誰よりも上手くなって、中学校で見返してやる!

私は子供が四人おります。

その中でも、今回は私の12歳になる長男の話をさせていただきます。

私の長男は親族の中でも初めての孫ということもあり、

また私も初めての子供ということで正直甘く、

大事に育てていました。

 

みんなに可愛がられて大事にされてきたため、

長男も周りにしっかりと甘えていました。

 

そのおかげで、根は素直ですごく良い子なのですが、

甘えん坊で泣き虫に育ってしまいました。

 

小さい頃は何かにつけてすぐ泣く、

兄弟と喧嘩しては泣くという子でした。

 

長男の二歳下には長女がおり、小さい頃は長女とばかり遊んでいたので、

小学生になってからも女の子の友達と遊ぶことが多かったです。

長男は優しいのですが、気が弱いので男の子と遊ぶよりは

優しい女の子と遊ぶほうが気が合うようでした。

 

体も細く、ナヨナヨしており、女の子とばかり遊ぶのでずっと心配していました。

小学校一年生になり、少しでも男らしくなるようにと思い、

私は長男にスポーツをさせることを決心しました。

 

本人に何がしたいか聞いてもやりたいことがないとのことだったので、

とりあえずスイミング教室に通わすことにしました。

 

長男の入会に合わせて、長女も一緒に入会させました。

長女は、長男と違い、どちらかと言えば優等生タイプであり、

何でもでき、自分に自信を持っている子でした。

 

一緒にスイミングを始め、通っていたのですが、

あろうことか一年経つと二歳年下の長女のほうが昇級してしまい、

長男のほうが長女に出遅れました。さらに一年経つと、

長男も昇級はしていくのですが、長女とは差が開いてしまいました。

 

私はスポーツを通じて成功体験等から

長男の自信を高めようとしていたのですが、

結果としては逆で、長女に負けていることで自信を失っていきました。

 

まさか兄弟でスイミングに入会したことで、

当初の目論見と逆の結果になるなんて想像していなかったため、

私も何か次の手立てを考えないといけないと思っていました。

 

そのような中、無理やりスポーツをやらして嫌な気持ちで続けても伸びないし、

成長はないと思っていたので、

長男に「何かやりたいことができたら教えてね。」

と伝えていました。

 

そのように伝えていた時から長男が何も言ってこないまま

4か月くらい経ち、長男が小学校三年生になりました。

 

三年生になったある日、長男が突然「サッカーがやりたい。」

と自分から言ってきました。

スイミングはずっと辞めたいと言っていたので、

私は、長男が自分からやりたいことを伝えてきてくれたことが非常に嬉しくなりました。

 

長男に「どうしてサッカーがやりたいの。」と聞いたところ、

「小学校の体育でやってて楽しいから。」と言っていました。

サッカーは集団スポーツで友達も多く作れるので、

私はすぐにサッカークラブを探し、入会させました。

 

今度は、前回の反省もあり、兄弟は一緒に入会させず、

一人だけにしました。正直サッカー始めた当初はすごく下手でした。

ナヨナヨしているため、相手にも思い切り行けず、

年下の子にもボールを取られたりしていました。

 

その様子を見ていると、また嫌になって

辞めたいと言い出すんだろうなと思っていました。

 

しかし、長男は辞めたいとか嫌とも言わずに

休むことなくサッカーの練習に参加し続けました。

 

初めは私も心配だったため、付いていっていましたが、

長男がサッカークラブに慣れてからは一人で行かせていました。

 

私は、長男の様子をたまに見に行っては、

家でプレーのことを褒めるように心がけていました。

 

決して下手だとか、もっとこうしろとか言うことはせずに

とりあえず適切に褒めました。

 

それが長男は嬉しかったのか、

もっと見に来てくれと誘ってくれました。

そのような調子で長男はサッカーを頑張り続けました。

 

決して上手い方ではなく、レギュラーでもありませんでした。

レギュラーになれずとも悔しがる様子があまりなかったため、

そこは親として物足りなさを感じていました。

 

そのようにサッカーを続けていた中で、

長男が小学校5年生の時に

市の選抜のセレクションがありました。

長男はレギュラーではなかったため、

当然落ちるだろうと思っていましたが、案の定落ち、

長男のチームメイトは半分程度受かっていました。

 

セレクションから家に帰ってきた長男から報告を受け、

私は「6年生にもう一度追加セレクションがあるから頑張ろうな。」

とだけ言いました。

 

その時の長男のリアクションは薄かったので、

決して悔しくないんだなと思っていました。

 

その日から1カ月くらい経ち、

私は久しぶりに長男の練習を見に行きました。

 

するとサッカーのコーチから話しかけられ、

「長男は最近目の色が変わったように練習を頑張っていますよ。」

と言われました。

私もその日の長男の練習を見ると、

あきらかに今までとは違う頑張りを見せていました。

 

私は、実は長男がセレクションで落ちて悔しかったことを知りましたが、

敢えて長男には何も言いませんでした。

とりあえずどこまでこの頑張りが続くのか見届けることにしました。

 

そのうち、長男は休みの日にもサッカーの練習をしようと私に言ってきました。

私は嬉しくなり、練習に付き合いました。

 

そうして一年が経ち、長男はよく練習を頑張りました。

そうした中、6年生の追加セレクションの日がやってきて、

長男は張り切って家を出発しました。

 

親から見た偏見になるかもしれませんが、

1年間練習を頑張った長男の実力は5年生時よりも相当上がっていました。

また、成長期を迎え、背も高くなり、体格も少し良くなりました。

 

私は長男が受かることを願い、家に帰ってくるのを待ちました。

長男が家に帰ってきて、結果を聞くと、

残念ながら落ちてしまったとのことでした。

 

長男はその結果を報告した途端泣きだしました。

1年間練習を頑張ったため、

非常に悔しかった気持ちが込み上げてきたのでしょう。

 

私は慰めましたが、昔の長男がフラッシュバックし、

もうサッカーを辞めると言ってくるのではと危惧しました。

長男は泣き続け、疲れていたこともあってその日は早くに寝ました。

 

次の日の朝、朝食時に長男からセレクションの話を切り出してきました。

長男は、「俺はセレクションに落ちたけど、

これからセレクションのメンバーの誰よりも上手くなって、

中学校で見返してやる。」と言ってくれました。

私は、昔の泣き虫でナヨナヨした長男を思い出し、

よく成長したなと非常に感動しました。

 

妻も私と同じ気持ちだったようで泣いて喜んでいました。

本当にスポーツをしたことで挫折や達成感を味わい、

人として成長することができて、私は感謝しかありませんでしたし、

長男を信じて良かったなと思いました。

 

今回は頑張ったことでサッカーのセレクションの結果が伴った話ではなく、

それよりも大きな成果を得ることができたという話でした。

最後に、これから子育てをされる新人パパ・ママさんへのアドバイスとなりますが、

子供はどこで成長を迎えるかわかりません。

また、成長スピードも個人によってバラバラです。

時には成長スピードが遅く感じられ、焦る気持ちやじれったくなるでしょう。

しかし、子供は必ずどこかで一気に成長する時が来ますので、

その時までゆっくりと見守ってあげましょう。

親としてできることで大事なのは、手を差し伸べ続けることではなく、

子供を信じて温かく見守ることだと思います。

子育ては難しいですが、

親も子供と一緒に成長できるように頑張っていきましょう。

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