いじめの芽を初期段階で摘んだ話、小学校低学年の時のエピソード

モンスターペアレントで上等です

最初に娘が生まれて2番目に生まれたのは、息子でした。

娘は大人並みにしっかりした手のかからない子。

逆に息子は、甘えん坊でマイペースな男の子。

スタスタ目的地に進む娘と対象的に、

息子はいつも母親の私に、ひっついてくるような子でした。

 

娘とおなじ幼稚園に通っていた頃、

息子についてすこし心配になってきたことがありました。

それは、言葉使いです。

よく言えば舌っ足らずで可愛いのですが年齢にしたら幼い話し方がひっかかっていました。

気になったので、幼稚園の担任に相談しました。

「もっと何を話しているのかわからない子もいる。

子供同士ではスムーズに会話が成り立っている。」との返事だったのですが、

安心できるものではありませんでした。

 

息子が小学生1年生になった時。

お友達から話し方で笑われることが出てきました。

息子の話し方は、「カ行」「サ行」が「タ行」になってしまうのです。

だから「カラス」が「たらつ」という発音になってしまうのです。

本人は発音しているつもりでもどうしても「たらつ」になってしまう。

元気がない顔をすることも増えました。

 

そんな時に、学校から「言葉の教室」のお知らせが来ました。

通っていたのは、公立小学校ですが近隣の小学校で、

様々な悩みを持つ子供のための教室があって

その中に話し方を教えてくれる教室があるというお知らせです。

すぐに申し込みをしました。

 

小学校の担任の先生は日常会話が出来ているので、

大丈夫だと思いますがお母さんが希望されるならと言われましたが、

笑われている以上は直したいと答えました。

話し方教室は、定員があるので開始まで2ヶ月ほど待ちました。

あとでわかったのですが話し方教室は、

その子供によって終了する期間が違うので短い子でも半年以上かかっていました。

次第順番待ちの子供が通えるのです。

月に1~2回、近隣の小学校まで通うことになりました。

保護者も同伴なので当時も仕事をしていたので都合をつけました。

 

話し方教室の先生は、やさしい印象の言葉の先生でした。

はじめてあった息子はもじもじしてちゃんと挨拶できなかったので

何度か私は口を出してしまいました。

 

いま考えると、息子が言うのを待たずにせっかちな私が先回りしてごちゃごちゃ言っていたのです。

言葉の先生は、私達親子のそんな姿をみてからの1時間弱のレッスンをスタートしました。

 

期待を込めて通ったものの、最初から上手くいかなかったのです。

息子は、椅子にじっと座っていません。

私とのお出かけにハイテンションでした。

脱線ばかりする、最後まで話しを聞かない。

子猿のようにじっとしない息子に何度も腹が立ちましたが指導を受けている時は、

我慢して口を出さないことにしました。

けれど、よっぽどの時は「今から帰る?」と言ってしまう事も何度かありました。

 

同じ習い事に通う同級生に、学校の様子を聞くと息子は、

おとなしく授業中立ち歩くという事は全くないと聞いているので私が混乱してしまいました。

言葉の教室でもあり、発達障害のアドバイスもしてくれる教室なので、

「発達障害のテストを受けようかと迷っています。」

と言葉の先生にも、相談しました。

「日常生活で支障があれば、テストを考えたら良いと思います。

この場合の支障は息子さんが困っている場合です。」

その言葉をきっかけに、見ているようで見ていなかった息子を見つめ直すことになりました。

 

息子が話しを脱線させるのは、出来ない時にごまかすため。

相手を試している時もある。

息子が泣くのは、悔しがる時が多い。

中断させたいときにも泣く。

 

かなりプライドが高く、出来ないことがイヤ。

人によって態度を変えている。すごく人を見ている、

長く怒るほど、息子に響かない。

 

他の習い事の先生が必ず言う「手強い子」

やさしい印象の言葉の先生は、息子にたいしても

私に対しても冷静なアドバイスをしてくださいました。

 

息子の場合は、「幼さでなんとかしようとする気持ちが強い。」

その指摘は私に堪えました。

私は、自分で怖いママだと思っていましたが言葉の教室で通ううちに、

息子に対して一番甘い存在だとも知りました。

 

言葉の教室は、1時間弱ですが実は帰ってからの練習が大事です。

一緒にお風呂に入った時に練習して、

部屋に言葉の教室でもらったプリントを貼って練習しました。

 

夫にも協力してもらいました。

息子は親が思うほど身が入らず、中々進みません。

 

1年生の3学期から通って、2年生になってちょっと発音ができるようになってきた。

そんな矢先に、息子に対していじめがあったのです。

息子は、近視なので言葉の教室に通う1年生のときからメガネをかけています。

娘から、他の子にふざけてメガネと外されると聞いていたので警戒していました。

変なふうに引っ張られたらメガネは歪むので修理にも出していました。

他にもメガネをかけている子供はいるのに話し方の事とあわせて、

からかいやすい子となっていたのだと思います。

 

2年生になって息子の担任にも相談していましたが、

同じクラスの子にメガネを外されたことをなぜか

「息子の気のせい」にされていたので不信感をもっていました。

スクールカウンセラーにもかかりました。

解決しないまま、ついにしつこい3年生の3人組のターゲットになりました。

 

最初は、息子が発音できないことを言わせて笑うということから始まったのです。

娘がいたら追い払うので大丈夫みたいですが、息子1人の時にやってくるのです。

 

息子から「へんな感じになったら走って逃げる。」

と聞いていたので、腸は煮えくり返りつつも、

「なにかあったら、そのとおりお母さんに教えてね。」と穏やかに話しました。

 

しつこい3人組は遊びに行った公園でまで話し方をバカにする、

メガネをとってかえさないと聞いた時点でついに怒りの限界に来ました。

 

再び担任に連絡しました。

担任は、会議でこんなことがあると伝えたというのですが、

肝心の3人組にはなにも言っていないし、

そもそもどの子なのか調べもしていませんでした。

 

会議で他の教諭に伝えただけ?

「それで、解決すると思っていますか?うちの子はもちろんその3人組も可哀想です。

間違ったことをしていてもダメだと教えられずに放置されているからです。

 

この件に関して先生とすごく温度差を感じます。

今後一体どう対応するつもりですか?」

それでも、会議で話しました!という担任に埒が明かないので、

校長につないでもらいました。

モンスターペアレントで上等です。

これが当たり前なのかわかりませんが、

校長は息子の件を知らなかったとのこと。

 

至急にどの子がおかしなことをしているか調べて指導するといってくれました。

担任以外の先生が集合写真をみせて息子に顔を指させるという方法で3人組がわかりました。

3人組が息子に謝罪する、全学年にこんなことがあって

2度としてはいけないと指導してもらうという形で解決しました。

同じ学校に通う娘に確認しましたがちゃんと話があったそうです。

 

息子は嫌な目にあいましたが、これがいい方向に動きました。

話し方をバカにされるのが本当に悔しかったので練習を一生懸命するようになったのです。

息子の場合、口腔の問題はなかったので発音の練習をすれば改善とわかったのでひたすら練習です。

1つずつクリアしていって、だんだん発音できる言葉が増えていきました。

1年ちょっと通うことになりましたが、ついに言葉教室を卒業できることになりました。

いまでは、発音で聞き返されることはありません。

苦手だったことをやり遂げたという自信もついた最初の一歩でした。

今でももちろんマイペースな息子ですが、私もすこしは待てるようになりました。

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