劣等感からの脱出、負けず嫌いな気質は最強!

自ら空手を習いたいと言い出した息子は負け続けても空手を続けました。

私の子は、現在小学6年生です。
小学6年生の男の子なのですが、かなり小柄な方です。
小学生に上がった時からずっと小柄だったので、
時々大柄な子に馬鹿にされたり、乱暴にされたりすることがありました。
相手はちょっとからかった程度なのかもしれませんが、
本人にとってみればすごくそれが嫌だったようです。

息子が小学4年生の春、突然「空手をやりたい」と言い始めました。
大柄な子たちに馬鹿にされるのがよほど嫌だったのかもしれません。
それを察したので、空手を習うことを許可しました。

息子は週3日の稽古に熱心に通っていました。
型はかなり覚えてくるのですが、組手となると、
自分の学年の子では自分より大きな子ばかりなので、
どうしても力が発揮できないことも多かったようです。

空手を始めて半年後、初めての空手の大会がありました。
その時はまだ青帯で、下から2番目の帯の時でした。
型の部では初級の人たちの中で優勝したのですが、
組手はあっけなく1回戦負けでした。

学年で分かれるのですが、息子は小さい上に体重が軽いので、
男の子では勝負にすらならず、女の子が相手でした。
その女の子も2回戦目では負けていたので、
実際はそれほど強い子だったわけではなかったのかもしれません。
それでもあっけなく負けてしまったので、
息子も私もすごく悔しい思いをしました。

息子はその後も一生懸命練習しました。
週3日、しっかり空手の稽古に通っていました。

半年後に、その空手道場の支部内戦がありました。
学年ごとに分かれるのと、男女別なので、
息子より小さい人はおらず、正直不利な状況でした。

実際に勝負したら、やはり1回戦負けでした。
相手の子は息子の出す技が完全に読めているようで、
しっかり防御できていました。

その後、さらに練習を重ね、緑帯まで行きました。
中級クラスまで昇級していました。

さらに半年後に大きな大会がありました。
息子は小学5年生になっていました。
組手の相手は細いけれど背の高い女の子でした。
茶帯でしたので、息子よりは上の級です。
いざ組手を始めたら、回し蹴りが顔に当たり、
1本取られて終了してしまいました。

今まで以上に息子は悔しがっていました。
顔を蹴られて痛かったのもあったでしょうが、
悔しさで泣いていました。

やってもやってもなかなか勝てないので、
息子もそうですが、親としてもかなりヤキモキしました。
何とか1勝できたらはずみがつくのではなかろうか、
何とかはずみをつけてさらにモチベーションを高めていけないか、
そんな思いで息子を見ていました。

それでも、息子は腐らずに稽古を続けていました。
そして、小学6年生になりました。

春の支部内戦がまたやってきました。
今度は師範が体重と経験を考えて相手を組ませた
と言っていました。
なので、学年割りではなく、大体高学年くらいの子が
集められて、組手の相手が決まった感じでした。

息子が小さいので、相手は4年生でした。
その中で息子の中では「負けられない」と思ったのでしょう。
今までの試合運びとは何となく違っていました。
とにかくしっかり動けていました。

有効な決定打は出ていませんでしたが、
結果としては判定勝ちでした。
初めての勝利に、私も飛び上がって喜んでしまいました。

これで少しはずみをつけたのか、
次の試合は負けましたが、3位決定戦には残れて、もう1勝しました。
そのトーナメント戦では3位になれました。

息子としては「学年下の人に勝ってもな・・・」と、
決しておごる気持ちにはならず、淡々としていましたが、
勝ちは勝ちなのでやっぱり嬉しいようでした。

その後秋にまた支部内戦がありましたが、
1回戦負けはしなくなりました。
延長戦に持ち込んでも勝てる試合ができるようになりました。

ここまで書いて、私は親として何をしたか、
疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
私がやったことといえば、続けるためにお金を出すことと、
本人が決めたことをただ応援し、見守る、それだけです。
息子の身体は相変わらず小さいですし、
大きい子にしてみればまだまだだね、という感じで見られているかもしれません。
ですが、息子は「空手をやっているから大丈夫」という自信につなげている、
そんな風に見えます。

これから子育てを予定されているお父さん、お母さんへ。
子どもは、なかなか自分の思い通りにはなりません。
そこでヤキモキしてしまうことも多々あると思います。
ですが、本人が決めたことに対して援助し、応援し、見守るという姿勢を貫くだけで
子どもは自分自身で必ず何かを得てくれると思います。

お父さんやお母さんが常に応援してくれ、見守ってくれる
ということを子どもが認識しているだけで、
子どもは自己肯定感を育て、成長していくことができるのではないかと思います。
この自己肯定感がとても子どもにとっては大事で、
その1つのことだけではなく、他のことへの自信にも及んできます。
そして、自分から何かに取り組んでいこうという前向きな気持ちを
子ども自身が育てていくようになるのではないかと思います。

 

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